レイシズムと優生思想
小学生のころ、知的障害者がクラスメイトに1人いた
家も近くて割と関わりがあるほうだったと記憶している
弟の学年にもダウン症の子がいるようだった
何故かよく彼らの話になり、母はそのたびに「可哀想だねえ」と言う
正直、わたしは何が可哀想なのか分からなかった
彼らがよく保健室で仮眠をとっているのを見かけたし、外見や能力が違うのはなんとなく分かったけれど、可哀想という感情には直結しなかった
「ダウン症ってどんな病気?」
と母に聞くと、なんとなく話をにごされて終わってしまう
母も詳しくは知らないのだ
今日、なんとなく優生思想について調べる機会があり、関連で出てきたダウン症のwikiをサラッと読んだだけでもよく理解できた気がした
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ダウン症候群
↑気になった方はこちらからどうぞ
簡潔に言うと、免疫が低く病気になりやすい。男性は精子に問題があり自分の子を持つのは難しく、女性はほとんど流産してしまうとのことだった
なるほどなるほど
それを知っても尚、やはり口にだして可哀想という気にはなれなかった
思ったとしてもね
母はいま、パート先へのイライラが全て外国人労働者に向かってしまっている
トイレが綺麗に使えないとか、お腹が見えるファッションをしてみっともないといったことだ
自分が直接危害を加えられたわけじゃないのに、よくそんなに怒れるよなーと思いながら聞いている
否定するとヒートアップするので、黙って聞いているのだが全然共感できない
母も叔母も、自分の旦那にすごく苦労させられているのに彼らの不満はそれほど口にせず、全くの他人への関心や怒りが強くて驚くばかりだ
結婚って嫌だなあ..
日本人には、島国という特性上もあるのだろうが少なからず優生思想というのがある気がしている
特に他のアジアの国に比べて成長が早かった時期を生きた世代には
気持ちも分かるのだけれど、わたしはそういった井の中の蛙的な思考が大嫌いなのだ
地元大好き的な話を聞くだけでも若干イライラしてしまうほど
どうでもいいわーと
何故かというと、そういう人は大抵自分のとこを褒めて他を貶すのだ
それがセット
ポジティブな話だけだったらいくら地元のことを褒めてもいいと思うよ..
..と、また愚痴っぽくなってしまったので何が言いたいのかと言いますと
英語を勉強したり、映画を見ることで上がった自分の差別への意識と、その中でもモヤモヤの原因がわかった気がする
人と比べて、自分が優れていると思うことは幼いころはたまにあったのかなと思う
でも自分と比べて人が劣っていると思ったことは他の人より少なかったのかなと感じた
こう書くと自分が聖人君子かのようですがそうではなくて..驕りでしょうかね..
うん、とにかくレイシズムはよくないし、よくないって気づかせてくれた、目を覚まさせてくれた文化よありがとう!一生ついていくよ!
たまには映画の話を
なんとなーく見た、「ビル・マーレイ・クリスマス」という映画が、サクッと観れるクリスマスムービーでよかったですよ
57分だし
文字通りサクッと見れます
毎日毎日飽きもせずコロナ感染者数が報道されますが、これから冬にもなりますしそれにビクビクするより、映画みて逃避したほうがよっぽどマシですよ
是非