だからあなたはODをする
ここ数年間、わたし以外の人間は次のステージに進んだり新しいことに挑戦したり、成功するなか、ひとり取り残される感覚になることが多かった
いくら頭の中でいろいろ考えていても、それは頭の中にある限り空想の域をでない
所詮わたしは、狭いアパートの隅で怯えながら朝を迎える。朝まで待ったらからよいだろうと言い訳をしてたくさん薬を飲んで眠った
そんな日々が嫌になる程たくさんあった
わたしは他の人と同じ幸せを掴むのは無理なんだ、同じように行動はできないんだと言い聞かせても、
普通でありたいという願いは消えてくれることはなく
だれかこの願いを救ってよと外部に発注してみても、
意思の疎通がうまくいかずますます空振りに終わる始末
ああ、とことん救いがない
一日2錠飲む薬を1ヶ月分だしてもらったら60錠にも及ぶ量になる
それを毎回薬剤師から受け取りながら、笑顔をはりつけて薬局から去りながら、こんなんで生きてると言えるんだろうかと心底自分を軽蔑してしまう
そんなことないよ、というのは簡単だろう
でも、そう行った人がわたしのメンヘラを代わりに請け負ってくれるわけではない
代わりに薬をもらいにいくこともできない
だからもうわたしは誰にも話しかけられたくない
それならば、最初から無様に、みっともなく一人で生きていきたいのだ
生きるしかないのだ
どんな職業につきたい?と聞かれても、どんなって??と口ごもってしまう
そもそも働きたくなどない
ツイッターにも書いたのだが、わたしは彼氏のご飯を作ったり洗濯などの身の回りの世話にして、性欲を満たしてあげられればそれでよいのだ
学生のころからそのノリが抜けない
でももういまはそんな時代じゃないらしい
男性の育休取得率は上がらないのに、女は働かなきゃいけないらしい
子どもが生まれたら女が家事も育児もやるのに、男性はそのまま仕事だけしてればいいらしい
わたしは、そんなスーパーウーマンになりたいどころか、自我も現もよくわからなくなり、ずっと眠っていたいという欲しかうまれない
なんならいまこの瞬間に心臓発作で死にたい
でもそれが叶わないから、今日もわたしはODをする
それが唯一の希望だから