赤い、高い
白々しい隙間はいたずらに増えるばかりだね
君はわたしを見ていない
空を見つめ 言葉が虚しく散る
本当に同じトキをいるのかな?
こんなに距離は近いのに
物理学者はいけ好かない
だってこの距離感を数字にしてみてよ
無理でしょう
そうやって笑ってやりたい
意地悪だね
地団駄を踏んで泣き喚いてみても
もう君には繋がらない
わたしのなかで膨れ上がった黒いとこ
いつのまにかはみ出してしまってた
わたしの濃い色があなたを染めるどころか
グレーにしてしまっていた
ねえ 赤い爪にしたらさ
真っ青なスカートでまわってみせたら
また君の視界に入れないものかな
おんなじ靴を履こう
それでゆっくり歩きたい
最初はそれだけだったのに
かかとが痛いピンヒール
ねえ 待って