君は道の一つだっただけだよ
5月なのに蒸し暑いと愚痴をこぼしていたら、あっという間に6月も終わりになってしまった
もう7月なら暑いのも当然だなあ
暑さと湿気ですくすくと育った雑草
電車が通る道だけはきちんと整備されていて、逆を言えばギリギリまで生えた雑草が窓に当たるのをみて、鬱陶しく思うとともにその生命力に圧倒される
子どもの背丈ほどに伸びた雑草を見るだけで、自分の幼いころを思い出して鼻の奥がツンとなる
暑くて、抜け出したくて、でもどうしようもならなくて、ただ時間が過ぎるのを待った
この街もまた、ほかのよくある県と同じようにアスファルトと人でいっぱいになるんだろうか
わたしの大好きな高い高い空に、どこにでもある流行りのチェーン店
なくなっても寂しくすらならない、よくあるお店
もう過去を振り返ってぐちぐち言うのは辞めた
前しか見えない
だから、いま側にあるものも大切にする
すぐにやってくる未来、後悔しないよう