自由な人のブログ

地獄でなぜ悪い

en cinema

 

最近、映画を見るペースがおかしなことになっている。

 

思い返してみたら20ごろから少しずつ映画を見始め、どんどん頻度があがってきていたのだけれど、最近は1日1本見てる。

ああ、この習慣が筋トレもしくはランニングだったらどれほどよいものか・・。

 

とはいえ映画っていうのは膨大な量が存在し、今現在増え続けているのできっと私は死ぬまで退屈しないだろう。よい趣味だ。

 

と、いうことで映画のレビューはフィルマークスに書いているのですが、ここではもっと個人的な感想も交えて最近のおススメを書いていくよ。

 

 

 

 

 

 

ハーフネルソン

 

ライアン・ゴスリング主演。「キャプテン・マーベル」の監督の作品。

 

社会問題を扱った映画って増えてきている印象で(日本ではまだそうでもないけれど)、アカデミー賞取ったパラサイトも格差社会のお話だよね。

 

私もそういう題材の映画は好きだし、勉強になるし、よく見るんだけど。

さすがに予習せずに見た映画がどれもヘビー級に重たいと落ち込んで、The スピルバーグ!って映画もたまには見たくなるのね。

 

ハーフネルソン」では複数の社会問題を扱っています。

 

確か見るの2回目なんだよね・・。

今も読解力ないんだけど、1回目のときはおそらくもっとなくて、ほとんど印象に残ってなかった。

 

こうやって時間を重ねてみると面白くなったりするのも映画の味わい深いところですね。

 

出てくる主要登場人物はみんな静かで、他人のパーソナルスペースを守ってる。

きっと以前誰かにどかどか土足で入ってこられて、傷ついた経験のある人たち。

 

私も親しい人にほど気を使ってしまうから(特に女の子の友達)この距離感わかるなーと思いながら見てた。

結末は悲惨でもなく、説教くさくなく、夏の終わりのようにさわやかでした。

 

この監督が気になったので他の作品も見たよ。

 

 

 

 

 

 

「ワンダー 君は太陽

 

この文字を見て、「あーでたでた有名なやつ」と思ったあなた!

見ていないあなた!

見てみてください。

 

私もよくあるヒューマンドラマだと思ってみたらもうほんとに泣かされた。

語彙力がなくて恥ずかしいが、とても愛情にあふれた映画だと思いました。

 

性根が腐った人はでてこないので、そういう黒い感情はコリゴリだヨー!というときに是非。

個人的には「ラブ・アクチュアリー」と同じくらいハッピーになれる映画だと思いました。

 

最後まで見終わってキャストを確認してたら、子役の子、「ルーム」の子じゃん!

そりゃあ泣かされるはずだわ、と納得。

 

 

 

 

 

 

 

ワイルドライフ

 

正直、私の期待値はあがりに上がりまくっていました。

何故なら、監督のポール・ダノ、主演のジェイク・ギレンホールの大ファンだからです。

 

ここ最近見た映画で期待していてろくな目にあっていません。

私が悪いんですが・・。

 

ですがこの映画は、開始5分で「うわあ~、やられた~」と声が出ちゃいました。

「うわ、これしんどい映画だわ、うわーしんどすぎ。」

 

私が監督のことを好きだという色眼鏡も少々あるのでしょう。

他の監督の映画では気づかないことにもどんどん気付いていきました。

カメラ回し、背景の色、セリフの伏線。

 

人間ってどうしようもないよなー、でも自分もこういう滑稽で恥ずかしい人間の一人なんだよなーとしみじみ感じさせられました。

 

登場人物がどこにでもいそうで、妙にリアリティがあって、誰が一番悪いというわけでもなく、長い人生こういう時期もあるよねって映画だったような気がします。

 

サブカル好きな方にはお勧めです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眠くなってきたので最後にします。

 

「さよなら、アドルフ」

ドイツ・オーストラリア・イギリスが共作。

 

お互い敗戦国だけど、ドイツってヒトラーの映画ばっかりで大変だよね。

(いやもちろん私が全然ヨーロッパ映画を見ていないというのもあるけれど)

お隣フランスがまあまあ映画で有名ってのもあるだろうしさ・・。

 

<軽くあらすじ>

ナチスの軍人である父とユダヤ人を使って人体実験している母の間に生まれた5人の兄弟。

子供たち自身も洗脳教育を受けているのだけれど、ドイツが降伏したときから一気に状況が変わってしまう。まず父が逮捕され母が家をでていき。居候先にいづらくなってしまった子供たちは遠い祖母の家に子供だけで向かうのであった・・(赤ちゃん連れです)

 

 

子供だし実際の加害者ではないだろうけど、被害者側でもない。

いつもこういうアウシュビッツの映画って被害者側からの視点が多いので、まずそこが新しい。

 

最初はお金持ちだったし身なりとかも気をつけて気丈にがんばってるんだけど、祖母の家が遠すぎて日に日にボロボロになっていくのね。

その日の食べ物、眠る場所を確保するのもやっと。

 

見ていてかなりハラハラします。

そんな状況でもドイツの森は美しい。

ドイツ人の肌の白さが背景の緑でいっそう際立って美しい。

 

原題「ROLE」にふさわしく

一番年上の長女ローレちゃんの物語で、最後にはこの先彼女に良いことがおこりますように・・と願わずにはいられない。

 

アメリカ映画はある程度セリフ等で説明してくれるのでわかり易いというのがありますが、もうちょっとヨーロッパ映画も見ようかなーと思った映画。

 

原作のほうが救いがある?ラストのようで、そちらも読んでみたいと思いました。

 

 

 

 

 

ねます!