2018-01-27 無題 愛し方など分からないのに 肩肘ばかりはっていた 自分のことでしか泣いたことなどないのに 数だけがどんどん進んでゆく 空を飛ぼう 空(くう)で君を見つけたら大きな声で呼ぶ 君はいったいどこへゆくの? わたしの顔を少しは覚えてた? 空と海の境界が分からないほどの 暗闇と静けさのなかで わたしは痺れた指先の感覚だけを 一心に信じていた いつも涙を拭ってくれたね 涙の色を想像してくれたね いつかまた会える? 弱いわたしでも